記事: 明日香村とアトリエ

明日香村とアトリエ

奈良・明日香村。
1400年以上の歴史を持ち、日本の古代史を物語る数多くの遺跡が残るこの土地に、AMBELLのアトリエがあります。
明日香村(あすかむら)は、奈良県中部に位置し、飛鳥時代の歴史的遺跡や豊かな田園風景が広がる村です。
山林や田畑、集落など、自然や人々の暮らしと一体となり、明日香ならではの歴史的風土を形づくってきました。
1980年に制定された「明日香法」のもと、村全域を対象に、歴史的風土と人々の暮らしとの調和を図りながら、この土地ならではの景観や環境が大切に守り受け継がれています。
今もなお宮殿跡や古墳などの遺跡が残り保全されています。
時間が積み重なる場所
明日香村は今から1400年前に国家が形づくられた場所、本格的な宮都が初めて置かれた中心地であり、文化が花開いた日本はじまりの地です。
中国大陸や朝鮮半島からもたらされた新しい文化や技術、思想と、この土地にもともと存在していたものが交わり、日本で初めてのモノが生まれていき、新たな文化が育まれていった場所でもあります。
意匠性のあるアクセサリー、宝飾品、服などと同時にアーティザナルな美術品、石のオブジェや建造物と瓦なども作られました。
宮殿や寺院、史跡。そして、それらを取り巻く山々や田園の風景。
長い時間の中で生まれたものが、現在の人々の暮らしと自然に共存している。
明日香には、そんな独特の時間が流れています。

2026年7月にはユネスコの世界文化遺産への登録が決定され、世界的なレガシーへとなりました。
この場所はむら全体が屋根のない博物館、フィールドミュージアムとして歴史的風土や景観を保存・活用されています。
歴史の記憶に触れることが出来る日本でも稀な場所です。
この土地から生まれるもの
四季の移ろい。田畑や山々の風景。そこに残る歴史の痕跡。
都市とは異なる静かな時間の中で、古いものと現在の暮らしが、ごく自然に隣り合っています。
私たちは、そんな明日香の環境に刺激を受けながら、ここに創作の拠点となるアトリエを構えています。
過去をそのままなぞるのではなく、そこに積み重なった時間や文化を感じながら、今の自分たちにとっての新しい服を考える。
AMBELLの服は、この静かな場所から生まれています。

